サクソフォーン・カルテット(ソプラノ、アルト、テナー、バリトン)。中級者、上級者向け。
オーボエ四重奏曲 ヘ長調
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、1771年、オーボエ奏者Friedrich Rammのためにオーボエ四重奏 ヘ長調を書き上げました。 印象的な手法が用いられており、その表現はモーツァルトの室内管弦楽特有の親密さを感じさせます。
ソロイストによる主題の提示ののち他の声部が加わり、第一楽章の流れに積極的に参加すると、オーボエの独奏は対話へと変化していきます。 表現力にあふれる、最高の主題が第二楽章を貫いています。この楽章は聴き手に「次は何が起こるんだろう」という期待をふくらませたまま、最終楽章のロンドー(華やかなジョワ・ド・ヴィーブル、生きる喜びにあふれ、はちきれそうなロンドー)へと進みます。
この作品は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの最も有名で、とりわけ美しい芸術作品としての呼び声も高いものです。 モーツァルト・イヤー2006(モーツァルト生誕250年を記念したイベント)において、私のサクソフォン・カルテットである「clair-obscur」が演奏するアレンジメントとして挑戦したのがこの作品です。
大きく見ていくと、オリジナル・キーとオクターヴの位置は原曲のままを保っています。技術的に難易度が高いパートに関しては、代理パートも添えられています。 モーツァルトのオーボエ四重奏は、サクソフォーン・カルテットには不可欠のレパートリーであり、音楽的にも非常にやりがいのあるものとなるでしょう。