サックス五重奏(SAATB)。中級者向け。
ブラームス作曲のこの楽曲は、いわゆるライトクラシックのなかでよく知られている楽曲のひとつであるだけではなく、全21曲あるブラームス自身の「ハンガリア舞曲」のなかでも、もっとも人気の高いものです。それを五本のサックスで楽しめるようにアレンジしました。
本作はブラームスがさる人物がおしえてくれたロマ(ジプシー)の旋律を「ハンガリーの舞曲」としてアレンジしたものですが、全21曲のうちのいくつかは、それらロマの旋律にインスパイアされたブラームス自身のオリジナル作品です。第五番はまぎれもなくロマの旋律からの編曲で、ブラームス自身はそれをまず4手のピアノのために1869年に作曲しました。原調は嬰ヘ短調ですが、サックスのためのアレンジである本作ではト短調で編曲されています。テンポとダイナミックスは原曲どおりですが、それをあえて変更するのもいい練習になります。このサックスのための編曲では、それぞれの楽器が主題となる旋律をかわるがわるにつむぎだします。
スコアにある{}印は、その部分で主旋律を奏でるべき楽器を示しています。