サクソフォーン・カルテット(ソプラノ、アルト、テナー、バリトン)用。中級者向け。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト トルコ行進曲 (フィナーレ、ピアノソナタ第11番 イ長調 KV.331)
1840年代、サクソフォーンが発明されました。さまざまなスタイル、さまざまな作曲家による音楽を演奏したいと願う現代のサクソフォニストにとって、トランスクリプションは有益なものとなりつづけています。それゆえ、トランスクリプションはサクソフォーン・レパートリーの大きな役割を占めるようになりました。
トランスクリプションの出典のひとつに、クラシック時代の管楽があります。 トルコ行進曲として知られるモーツァルトのピアノソナタ第11番(KV331)のフィナーレは、最も多くの人が耳にしたことのある作品のひとつでしょう。 この躍動感に満ちた美しい調べは1770年代に作曲され、それ以来あらゆるアンサンブルによってトランスクライブされてきました。
トルコ行進曲をトランスクライブする際、ふたつのことを頭に置いていました。 ひとつには、アーティキュレーション、ダイナミクスの記号を最小限に抑え、煩雑になりすぎない譜面づくりを心がけました。演奏者自身が、あなたの解釈で演奏できるように凝らした工夫です。 ところどころでアーティキュレーションやダイナミクスの記号が見られるのは、ひとつの提案として付記されたものです。
ふたつめに心がけたことは、ひとつのソロパート(たとえば、ソプラノ・サクソフォーン)だけをフィーチャーするのではなく、メロディがすべてのプレイヤーに与えられるようにすることです。