1999年以来、南アフリカを拠点にアメリカのジャズ・アーティスト、そして教育者としての活動を続けてきました。訪れる者を魅了してやまないこの国で経験した私の音楽的な、そしてその他のすべてのできごとが、この一連の作品に活かされています。
Yearning – Ukulangazelela は、最初に私のCD「Beauty and the Blues (MMC2045J)」で、Jazzの巨人Billy Hart, Rufus Reid, Tom McKinleyらとともにレコーディングされました。 この作品は、1989年以降、南アフリカの旅を続けるなかで出会った多くのアフリカン・ミュージシャンにインスパイアされてできました。
Yearning - Ukulangazelela は、南アフリカのJazzにおけるヒーローのひとりであり、個性的なサクソフォーン・スタイルを持つBarney Rachabaneに捧げた曲です。 Barneyは、Kwelaの街、そして、Mbaquangaをベースとしたジャズ・スタイルにおいて、最もエキサイティングで、あたらしいアイディアに富み、(よい意味で)ユーモラスなプレイヤーとして、素晴らしい評価を受けています。
私はBarneyとともに演奏をする幸運に恵まれ、サクソフォーン、そしてJazz全般に対する彼のアプローチ(私自身のものとは、まったく異なったもの)についてインタビューする機会を持つこともできました。 アフリカのすべての音楽がそうであるように、彼の演奏、パフォーマンスにおいては、ヴォイス、もしくは、ヴォイス的なアプローチが中心的な要素となっています。
オープンな、声をベースとした感情表現は、アフリカの日常生活の一部です。 このことは、音楽とサクソフォーンに対するBarneyのアプローチについて彼に尋ねたとき、納得がいきました。 彼のアプローチはUkulangazelela (人間の叫びと望み)がベースとなっている、とBarneyは言いました。「なぜなら、アパルトヘイトの時期、僕らにはギグ(プロフェッショナルとして演奏する機会)もなかったし、演奏する場所もなかったからさ」
演奏のポイントAセクションの敬虔なフォーク・ミュージック風のメロディは、Bセクションではトライトーン(増4度)離れて繰り返されます。 Cセクションのパート3では、メロディをしっかりと強調することが重要です。スタイル的に、このアレンジメントは3/4拍子のモーダル・ジャズ(1950年代のハード・バップ期のもの)の面影を残しており、McCoy Tyner, Jimmy Garrison, Elvin Jones とのJohn Coltrane Quartetを彷彿とさせます。 すべてのパートのソロ・バックグラウンドは、それぞれのソロの最後のコーラスにのみプレイしましょう。ソロイストより目立たないように注意します。
Yearning – Ukulangazelela 、私たちが住みたいと望むよりよい世界への強い願いと叫び、そのものだよ、Barney!