本書は、コード進行、テンション、スケール、インターヴァル、およびメロディーに対する、機能的な知識および身体的な感覚を身に付けるための学習のコンセプトを、よく整理された方法で集大成した、本格的なイヤー・トレーニング教則本です。理解しやすい段階的な指導とともに、付属CDではすべてのコンセプトが著者によって実演されています。
本書を推薦できるのは喜ばしいことです。本書は、インプロヴィゼーションに対してイヤー・トレーニングという側面からアプローチした教則本です。本書では、ジャズ・インプロヴィゼーションの学習のために、クラシックにおける移動「ド」のシステムを、明確に定義付けられたコンセプトとして取り入れています。書き取りのエクササイズは、トーナリティというコンテクストの中でのピッチの関係に対する直感を鍛えることを目標として、明確に説明され、また実例が示されています。私は、自分の楽器を通して聴く能力を鍛えるために、A地点からB地点まで論理的に進んでいくことを望んでいるすべての楽器専攻の生徒達に、本書を推薦します。
(Greg Bodalato、Berklee College of Musicイヤー・トレーニング部門主任)