近年の日本音楽ブームで、たくさんある笛の中でも、最も多く使われているのが、祭り囃子などに使われる篠笛です。篠笛は、笛の中で古典調、お囃子調と呼ばれ、現在は西洋音楽の平均律をとり入れた音階が演奏できる、唄用といわれる篠笛が圧倒的に多く使用されています。また形態は一様ではなく、指穴も、4、6、7穴などたくさんの種類があり、管の長さもいろいろありますが、その中から、本書では、音域、長さなど初心者に最適な唄用6本調子(B♭管)を使って進めていきます。
古来から、日本人に親しまれてきた横笛は、日本各地での祭りや盆踊りなどで使われ、独自の伝統芸能として育まれてきましたが、五線譜による教本は必要です。
笛、尺八、琴、三味線、和太鼓など、日本音楽の楽器の伝承は、ほとんど口伝えで行われてきました。それを五線譜にすることで、他の楽器とのアンサンブルも容易になります。また、添付の模範演奏CDは、独習者の練習に役立ちます。
また、五線譜で学ぶことは、リコーダーやフルートなど西洋の楽器とのアンサンブルへと展開でき、学校音楽へも導入できます。またリコーダーや、フルート奏者が、持ち替えで演奏することも容易にできます。
