著者であるドラマー、ジョン・ラムゼイ (John Ramsay) は、20年近くアメリカ、バークリー音学大学の講師を務め、また、1980年よりアート・ブレイキー・ジャズ・メッセンジャーズ・ビッグ・バンド (Art Blakeyand the Jazz Meassengers Big Band) でアートと共演。それ以後アートがこの世を去るまでジャズ・メッセンジャーズのもう1人のドラマーとしてアートと行動をともにしてきました。そして、そのユニークな経験を基にこの本を書き上げました。
この本は、もちろんジャズ・ドラムの教則本としても充実した内容になっています、しかし、それにも増してこの本のユニークなところは、そのタイトルどうりアート・ブレイキーのドラミングの観点からジャズ・ドラムの’タイム・キーピング’から’ソロ’までを実際のアートのプレイのトランスクリプションを紹介しながら学習していきます。
アートのドラミングの研究はまさにジャズ・ドラミングそのものの研究なのです。 エルビン、トニー、ジャックたちは、みなブレイキー・スクールの卒業生たちです。
この本の「はじめに」はウイントン・マルサリス(Wynton Marsalis) によって書かれ、また、巻末に紹介されているジャズ・メッセンジャーズゆかりの偉大なジャズ・ミュージシャンたち、ベニー・グリーン(Benny Green)、カーティス・フラー (Curtis Fuller)、ベニー・ゴルソン (Benny Golson)、ウイントン・マルサリス (Wynton Marsalis) などが、アート・ブレイキーについて語ったインタビューも非常に興味深いものばかりです。