こちらはE♭版になります
本書は、ボブ・ミンツァーによる4冊めのエチュード・ブックです。他の3巻は、難易度をレベル別に分けて、曲(各エチュード)の楽譜を用意してからレコーディングを行い、製作されたマテリアルでした。本書は、極力事前の用意無しでまずレコーディングを行い、それをボブ本人がトランスクライヴしたものです。結果的に、より一層リアルな仕上がりとなっており、ある場面におけるフレージングのアイディア、ミュージシャン同士の反応、リズムにおけるさまざまなアプローチなど、ボブが実際に演奏する際に考えていることがよく分かる内容となっています。
楽譜を見る限り、14 Jazz&Funk Etudesほど音数が多くはなく、テンポも速くはないのですが、全体的にバランスのとれたやや高度な内容となっているため、中級以上の(15Easy Jazz,Blues&Funk Etudesと14Blues&Funk Etudesが楽にこなせる)プレイヤーにおすすめします。
付属CDにはボブ・ミンツァー本人をフィーチュアした模範演奏と、プレイアロング・トラックが各曲ごとに収録されています。レコーディング・メンバーはbass:Rufus Reid、drums:John Riley、piano:Phil Markowitzという非常に豪華なメンバーです!
本書の使用方法については、まず付属CDをよく聴きましょう。ボブの曲やハーモニーにおける解釈、フレージング、アーティキュレーションなどに着目します。さらに、他のパートにも注意を払いましょう。音楽を形成するリズム、メロディ、ハーモニーにおいて、ワールドクラスのリズム・セクションが演奏している内容は非常に興味深いものです。それから、プレイアロング・トラックを使いましょう。このメンバーをバックに従えて練習できるなんて、なんというシアワセな教材なんでしょうか!