最近、めざましく注目されている打楽器、パーカッションにジャンベ・ドラムがあります。ジャンベ・ドラムは、ここ10年の間に急速に普及してきました。公園で、駅の広場で、海辺で、祭りで、イベントで、若者たちがジャンベ(Djembe)を練習したり、和気あいあいと演奏したりするのを目にする機会が多くなってきています。インターネットのアメリカ検索サイトでは、Djembeと打ち込んでクリックしただけで、なんと、339,000件ものヒットがありました。イギリスでは336,000件、フランスでは324,000件と物凄い数です。日本の検索では件数自体は数十件しかまだありません。これからますます身近になっていくこのジャンベの世界を一緒に楽しみながら、リズムの旅を楽しんでいくことにしましょう!
本書ペッカーのジャンベ・アンサンブル入門は、その話題のドラム(ジャンベ)に親しみ、楽しく叩けるように解説し、演奏することを目的に書かれたものです。本書は、楽しくジャンベが叩けて、みんなでアンサンブルが楽しめるように書かれています。ジャンベのアンサンブルに欠かせない楽器にドゥヌン(Dunun)=ジュンジュン(Djun-Djun)という日本の和太鼓のような大きな太鼓があります。畑仕事をするときに使われる道具の鍬(くわ)を折り曲げて作ったBell(ベル)と同時に叩きます。一般的にジャンベの世界では、このドゥヌン=ジュンジュンが必ず一緒に演奏されます。本書はジャンベとドゥヌン=ジュンジュンの組み合わせで構成されていて、低音域から高音域までの広い音域がアンサンブルのなかで楽しめます。本書は専門書のように深い技術、知識を得ることが目的ではありません。しかし、地球上のどこで生まれたか、どんな人たちが文化として育んできたか、音楽、リズムを演奏するのに必要となるノウハウが身につくように書かれています。本書を初めから順番に練習して、焦らず、楽しみながらジャンベ・アンサンブルを身につけましょう。
ジャンベの世界はトラディショナル(伝統)を重視する人たちと、いまなおクリエイト(創造)している人たちとが存在します。しかし、ジャンベの世界も人類のリズム文化の一部です。リズムをみんなで楽しもうという観点に立って、楽な気もちでストレス・リダクション(reduction=修正、軽減)し、あなたの周りの人たちとのコミュニケーションのツールとして、本書を役立てて欲しいと思います。
ペッカー

