本書は、ジャズ・サックスの発展と足跡をたどり、歴代の偉大なジャズ・テナーサックス・プレイヤーのテクニックとスタイルを分かりやすく解説しています。Dexter Gordon に代表されるビバップの台頭からJohn Coltrane による至高のスタイルまで、すべて本書に収められています。
Coleman Hawkins が登場する以前のサクソフォンはあまり重要な楽器ではありませんでしたが、Hawkins の登場でこの楽器のもつ本来の可能性が認められ、ジャズにおけるサクソフォンが確立したのです。以来、サクソフォンは画期的な進化を続けています。1930年代のHawkins やLester Young によるスウィング・スタイルからHarold Land やSonny Stitt のビバップに根差したソロへ、さらにモダンな1960年代のJohn Coltrane やSonny Rollins などへ進化は続いていきます。
付属のCDは、著者が各プレイヤーのスタイルでソロを演奏しています。彼ら独自の表現=各プレイヤーのエッセンスがどのようなものか理解できます。音楽の可能性は無限ですので、これらのソロをマスターして、幅広いスタイルでインプロヴァイズするために役立たせましょう。

