著者からのことば
このプレイ・アロング・シリーズは、骨があってためになり、さらに音楽的な練習マテリアルをジャズ・ドラマーに提供する目的で作られました。スタンダード・ジャズ・レパートリーをもとに、重要なジャズ・チューンを収録。 記譜されたメロディはありませんが、すでにあるコード・チェンジに対して、声に出して歌うことのできるメロディがつけられています。
数年にわたり、私は生徒にレコーディングを与え、似かよったアプローチでの指導を試みてきました。本書は彼らのフィードバックと、プレイヤーとしての彼らの要望をとり入れた結果です。 個人的に練習するとしても、曲のフォームやメロディのコンテクスト(文脈)のなかで練習するほうが、ずっと理にかなっているのではないかと常々考えてきました。
このプレイ・アロングで、あなたがスキルを磨くさいの後ろ盾となるアプローチを習得しましょう。 音楽の限界を模索し、その先へ進もうとするのは非常に大切なことです。 本書に掲載、収録された曲は、コンピング、ソロイング、トレード4やトレード8の練習、ライド・シンバルのサウンド研究など、あらゆる場面で活用できるものばかりです。 すでに感じているかもしれませんが、あなたの進化があなた自身の想像力によって制限されているという場合もあるのです。
テンポは四分音符=100から320と、幅ひろく設定されています。本書はどこからでも始めることができますが、まずはゆるやかなテンポから取り組むことをおすすめします。 また、ジャズの学習に不可欠なジャズ・スタンダードや、ドラマーのレコーディングを挙げ、音楽的なドラミングのよい例を示した推奨リスニング・リストも掲載しました。 Steve Davis