クラリネット独奏(ピアノ伴奏)。中級者、上級者向け。
ふたつの対照的なクレズマー(注)の旋律をまとめた作品。もともとは結婚式で演奏されることが多い楽曲《マーツェル・トーヴ・シェヴール・ウン・シェヴィガー》(意味:姻戚関係を結ぶことになったことを寿ぐ)は、中庸なテンポで、いかにもユダヤのお祭りを思わせるフレーズをたくさん含んだ舞踏曲としてまとめられています。
もう一曲の《コール》(意味:炭鉱)は、ほとんど休みなく、生き生きと演奏される速いテンポの楽曲。作曲者のマイク・カーティスは、この分野のクラリネットの名手、ナフタル・ブランドゥインとデイヴ・タラス両氏の演奏に影響されてアレンジを進めた、と語ってくれています。
注:東欧系ユダヤ民族の民謡。ロマ(ジプシー)の音楽として知られている、哀愁をおびた旋律とそれを彩る激しい律動感が魅力。