B♭ソプラノ・サックス、またはクラリネットとヴィオラ、またはE♭アルト・サックスのための本作品South Africaは、元来ソプラノ・サックスとヴィオラの質感を活かして書かれたものですが、演奏は譜面に示してある他の楽器を使用することもでき、また書かれている音域内のものであれば他の楽器も使用可能です。
この作品は特にアフリカ音楽の影響を受けて書かれたものではありませんが、牢獄から解放されたNelson Mandelaに捧げられたものです。作曲手法の特徴として、カウンター・ラインとシンクロナイズド・ラインという2つの対照的な要素が交互に出ていることが挙げられ、同様の特徴は、協和/不協和、テンポ、ダイナミクスなどを対照的に用いているところにもあらわれています。
この作品の難しいところは、構造上の多くの変化の中でうまく流れをつかむということに尽きます。結末に向かって、2つの楽器のための素材として示された特定の音とインターヴァルを使ってのインプロヴィゼイションの演奏用に、いくつかのスペース(オプションとして)が設けられています。
中級者、上級者向け。