ファシリテーターの「在り方」

エンパワーメント・ドラムサークル

Enpowerment Drum Circle

2,750 (本体2,500円+税)

125ポイント
エンパワーメント・ドラムサークル

ファシリテーターの「在り方」

エンパワーメント・ドラムサークル

Enpowerment Drum Circle

2,750 (本体2,500円+税)

125ポイント

本書は、長年「ドラムサークルの父」アーサー・ハルの直近で活躍してきた著者による、アーサー・ハル式ドラムサークル・ファシリテーション・メソッドの解説書です。著者自身の経験および著者の師であるアーサー・ハルや国内外のファシリテーターとの交流・議論を通じて得た貴重な知識や解釈を述べ、 ドラムサークルの奥深さを解き明かした画期的な1冊です。

ドラムサークル・ファシリテーションがたんなる表面的なものではなく、具体的スキルや知識と、ファシリ テーターの「在り方」そのもの両面を兼ね備えたものである、ということを3部構成で解説します。

Section1 ドラムサークル、DCファシリテーター、楽器等についての再定義と説明

Section2 エンパワーメント型ドラムサークルを行うための視点

Section3 DCファシリテーションを深めるためのリズム・ゲーム・ワークブック

すぐに役立つドラムサークルの細々とした知識から、ファシリテーターの成長を促し「在り方」を確立するためのヒントまで、世界的でも希少なドラムサークル書籍として、ビギナーからアドバンス・ファシリテーターまでが読める内容です。

数量

在庫切れ

アジアで唯一の、アーサー・ハル VMC 公認ファシリテーターによる、ドラムサークル解説の決定版!

本書は次のようなプレイヤーにおすすめします

● ドラムサークル (DC) のことをもっと知りたい
● DCファシリテーションを始めたい
● DCファシリテーションの基礎を確認したい
●「その先」のDCを行えるようになりたい
● 一般のファシリテーションやコミュニケーションのヒントを得たい

『序文』より

2003年1月、サンフランシスコ北の片田舎マリン郡で行われたアーサー・ハルのドラムサークル・ ファシリテーター養成研修、プレイショップに初めて参加して、6年近く経ちました。当時、やはりアーサーの弟子である心理療法士のロバート・L・フリードマンのドラミングの効果と可能性についての著書を翻訳し終えたばかりの私は、「ロバートの本によく出てくるドラムサークルとは、何だろう?」と、たんなる好奇心で太平洋を渡りました。3日間を見ず知らずの人々と、しかも唯一の英語ノン・ネイティヴ・スピーカーとしてやや緊張気味の私にとって、それはとても衝撃的な出来事となりました。

まず驚いたのは、そのプレイショップには、当時9歳の知的障害のある女の子と、車椅子の男性が参加していたことです。募集要項のどこにも「ハンディのある方もどうぞ」とは書いてない一方で、参加する側も受け入れる側も、当然のような顔をしています。さらに、ユニバーサル・デザインからほど遠い研修所で、参加者がいつの間にか自然に2人をサポートしています。車椅子の男性のためには、キャスター付きの事務用椅子がファシリテーション用に用意されていました。その2人はそれぞれのところに帰ると、ケアされる人ではなく、コミュニティ・リーダーとして、健常者をひっぱっていく役割を担っていくのです。いまにして思えば、それがドラムサークルの核である、「みんなちがって当たり前、すべての人が大切、それがコミュニティ」という概念を象徴していたように思えます。

もう1つの衝撃は、ドラムをたたき、共に過ごした、たった3日前には他人だった人たちと離ればなれになることが、尋常ではないほどつらく感じられたことです。プレイショップ後、ある参加者にモーテルまで送ってもらい、ふと1人になった時に、突然とても心もとない感覚にとらわれたのです。初めての感覚でした。プレイショップでは、みんなに守られ、自分という存在が丸ごと受け入れられていた……。それが、そこを一歩出ると、裸で危険な場所に立っているような感じすらしました。傷ついたり理解されなかったという思いが、世界に充満しているのをひしひしと感じたのです。その時になって初めて、現代社会の人間というものは、麻痺して感じなくなってはいるものの、相当異常な状態で暮らしているのだと、気がつきました。プレイショップの間は、感覚がそれほど研ぎすまされて、また、心と心が深く結びついていたのでしょう。ドラムサークルの力をまざまざと見せつけられた瞬間でした。

人間本来の絆が復活し、自分自身や互いを受け入れ大切にし、全員が安心して能力を発揮でき、集団がうまく機能することによって単なる個人の集まりよりもさらに大きなものを生み出せるようにする……ドラムサークルには、その力があるのです。

(中略)

本書では、ドラムサークル・スピリットの根幹をよりよく知っていただくために、私がアーサリアン・ドラムサークルを行い、ドラムサークル以外の学びや交流の中で理解したこと、そして国内外のアーサーの生徒たちとの対話や交流の中で明らかになった内容を綴っています。また、アーサー・ハルのトレーニングを受講された方の内容確認や復習、そしてトレーニングという限られた時間内ではなかなか理解しづらいことも解説しています。

(中略)

本書を布石として、読者の方がドラムサークルをより深く理解し、自分なりの解釈や成長を重ねて、リズムやドラミングを通じて人々の心の架け橋となり、同時にご自身の成長を楽しまれることを、願ってやみません。

佐々木 薫

エンパワーメント・ドラムサークルの出版に寄せて

「教えている」とわからないような方法で、リズムや音楽を創り出すことをドラムサークル参加者に教える(つまりエンパワーする)…参加者が自分自身をファシリテートしながら音楽づくりできるよう促す…グループ・ドラミングを通じてコミュニティを形成する…参加者が自らの最高の音楽的・精神的レベルに到達するよう手助けする…参加者が「努力を必要とせずに」参加し、互いとつながり合い、協力し、共にドラムをたたき、楽しめるようにする。

以上のような要素はすべて、どんな人でも気軽に参加できるコミュニティ・ドラムサークルのファシリテーターに要求されるものです。これらすべてができている時、その人はマスター・ドラムサークル・ファシリテーターであると言えるでしょう。

私は、佐々木薫さんのドラムサークルを見ていると、上のすべて、それにプラスアルファのファシリテーションを行っていると感じます。薫さんは、私のドラムサークル・ファシリテーター・トレーニングに、初めて海外からアメリカへと渡り参加した人として、皆を驚かせました。それ以来、私が教えるドラムサークルを体現する世界で最高の例の1人として活躍しています。

(中略)

私は「ドラムサークルの父」と呼ばれており、長年の経験から得た知識や技術を世界中で教えています。そんな私が何度となく日本を訪れても、日本の精神性や文化はけっしてすべてを理解することのできないミステリアスな花でありつづけます。薫さんが言語を超えた翻訳をしてくれてこそ、私が日本をより深く理解し、日本に向いたドラムサークルを根付かせるプロセスが可能となっているのです。

アーサリアン・ドラムサークルに参加した人が目にするものは、ごく表面的な部分にすぎません。その外見とは異なり、背後には非常に深い概念や技術が存在しています。彼女は私の世界中の生徒の中でも、それを最も理解している人々のひとりです。ですから、私の視点・テクニック・哲学を、日本に合ったものとして再解釈し伝えるには、彼女以上の人はいないと信じています。

佐々木薫さんのドラムサークルに関する知識とスピリットを具現化した本書の出版に、心からお祝いを申し上げます。

それと同時に、本書は皆さまの役に立つ1冊だと信じています。

あなたのスピリットを分かち合おう!
アーサー・ハル
Arthur Hull

Arthur Hull (アーサー・ハル) について

Arthur Hull

1960年代より打楽器演奏とドラムサークルをはじめる。UCサンタクルズ校で、これまで多くの学生にビレッジ・ミュージックと呼ばれるユニバーサルな打楽器音楽を教授。のちにドラムサークルの実施、ファシリテーター養成、楽器開発等をてがけるVillage Music Circlesを設立、米パーカッションメーカーREMO社から数々のシグネチャーモデルも発売されている。ババトゥンデ・オラトゥンジ、ミッキー・ハートなど、世界中の打楽器奏者との演奏、レコーディング多数。

商品名

エンパワーメント・ドラムサークル


ATN商品コード

3574


ISBNコード

978-4-7549-3574-0


その他コード

JANコード:4537298035743


付属品


価格 2,750円(本体2,500円+税)
著者名

佐々木 薫


翻訳者名


編著者


監修者


演奏者


ページ数

72



判型

菊倍


出版社名

エー・ティー・エヌ


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