バンド・アンサンブル(特にリズム・セクション)が機能するかどうかは、さまざまなファクターに左右されます。そして、数あるファクターの中でも、ドラムスとベースが担う役割は非常に重要なものです。他のプレイヤーがいくらよいプレイをしても、ドラムスとベースがしっかりとしていなければ、タイトなバンド・サウンドは実現できないでしょう。
本書は、リズム・セクションにおいてドラムスとベースがするべきことを、ジャズ、ファンク、ラテンなどの曲を題材に、詳細にわたって解説します。それぞれの楽器ごとにポイントを押さえた解説がなされていますが、さらにドラムスとベースを1つのチームとして捉え、より実践的なアンサンブル形式のレッスンへと進んでいきます。このレッスン方法は、著者が教鞭をとるバークリー音楽大学のアンサンブル・クラスで実際に行われているものです。
本書には、非常にクオリティの高い模範演奏CDが付属します。左右のチャンネル・バランスを調整することで、ベースあるいはドラムス用のプレイ・アロングCDとしても活用できます。このCDを聴く(使って練習する)ことで、アンサンブルにおける演奏のポイントを素早く身に付けることができるでしょう。
本書は、楽器の基本的なスキルはあるもののアンサンブルを経験したことがない初級プレイヤー、さらなるステップ・アップを目指す中級~上級プレイヤーにおすすめします。

