ソロ・フルート、弦楽カルテット(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)、ベース、ピアノ、ドラムス、コンガ。上級者向け。
キューバ第二の州マタンサス州の観光都市ハグエイを訪れた際に、作曲者が霊感をうけてまとめた作品。タイトルの意味は「ハグエイに来る前」。キューバ特有のワワンコー(guaguanco ルンバの一種)のリズムといわゆるラテンジャズを合体させた作品。独特のシンコペーションとオフビートを強調するとかっこよく決まるのですが、すべて譜面に指示がありますからご安心を。これこそがキューバ音楽らしさを演出するキーポイントなのです。
決め手はパーカッション軍団。とりわけ、ワワンコーのリズムパターン(それはアフリカ起源の、いわゆる「アフロキューバン」とよばれるジャンル特有のリズムです)をキープするコンガが重要です。
「マンボ」と記された部分ではじまり(この場合の「マンボ」とは、ダンスの「マンボ」ではなく、ジャズでは「リフ」、キューバ音楽では「トゥンバオ」とよばれる部分を意味しています。(「トゥンバオ」とはキューバのもっとも重要なリズムで、もともとはコンガを意味する言葉でした)
AとBふたつのメロディでおもに構成されています。そして盛り上がったところで登場するソロ部分は、いわゆるラテンジャズの雰囲気で。ジャズでいう「グルーヴ」、キューバ音楽でいう「ラ・マルチャ」(スペイン語)のエキサイティングなノリをキープすることが大事です。
つづくC の部分では、弦楽器が中心となります。そしてまた自由なインプロヴァイズを含んだソロをへて主題が再現され、全員ユニゾンでかっこよくフィニッシュを決めます。