編成:
ソロ・ヴァイオリン
ヴァイオリン1
ヴァイオリン2
ヴィオラ
チェロ
コントラバス
Volverはもともと、タンゴのジャンルで名の知られるシンガー/コンポーザーCarlos Gardel(1887/1890 – 1935)によって作曲されました。 彼の出生記録はあいまいで、生誕地については現在もフランスかウルグアイかで激しい議論が交わされていますが、ルゼンチン、ブエノス・アイレスのAbasto地区で育ち、のちにアルゼンチンの市民権を獲得します。 1917年、自身のレパートリーに初めてタンゴをとり入れ、その後もSoledad、Por Una Cabeza、El Dia Que Me Quieras、などの人気曲を次々と発表します。その中でもひときわ光を放つのが本作品 Volverです。 シンガーとして、彼は文字通り数百にもおよぶタンゴ作品に独自の解釈を加え録音を続け、世界的な名声を手に入れるに至りました。 1935年、コロンビアMedellinの飛行機事故で非業の死を遂げると、ラテン・アメリカ全土が深い悲しみに包まれたのです。
Michael Applebaumはこの作品に8分の6拍子のアフロ・キューバンのリズムを組みこみ、Volverを現代によみがえらせました。ソロイストの技術的、音楽的なポテンシャルが大いに試される、やりがいのある作品に仕上がっています。