ギターにおけるベース・テクニックとは、ハーモニーを弾きながら、同時に低音弦 (主に6と5弦) でベース・ラインを弾く奏法です。ウォーキングとはスウィングでベース・ラインを4拍弾くときのタイム・フィールのことで、ベース・ラインとコードの両方を同時に演奏することにより、ギター1本だけでも厚みのあるサウンドを表現することができます。特にジャズやブルースでは多用され、ジョー・パス、タック・アンドレス、マーティン・テイラーをはじめとするソロ・ギターの名手たちも得意とするテクニックです。
本書では、II-V-I、ブルース、ラテン、ボサ・ノヴァなどを例にあげ、ギターならではの特徴を踏まえたベース・ラインの作り方をわかりやすく解説します。5線譜のほかにもコードダイヤグラムやタブ譜を掲載しており、独習者でも取り組みやすいような構成が特長です。はじめてチャレンジする人でも、付属CDと共にエクササイズを順に練習していくことで無理なく習得することができるでしょう。ギター1本でソロ・パフォーマンスをしたいギタリスト、ヴォーカルや管楽器とのデュオでベース・パート/ハーモニー・パートを自在に駆使したコンピング (伴奏) をしたいギタリストなどにおすすめします。
