ニューヨークのジャズクラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードを拠点とするビッグバンド“ヴァンガード・ジャズ・オーケストラ”。本書は、そこでドラマーを務めるジョン・ライリーがバップ・ドラムを解説した、CD付ドラム教本です。
ジョン・ライリーのドラマーとしての経験は実に豊富で、スタン・ゲッツ、レッド・ロドニー、ディジー・ガレスピー、マイルス・デイヴィス、クインシー・ジョーンズ、ジミー・ヒース、ミルト・ジャクソン、ランディ・ブレッカー、ゲイリー・ピーコックほか、ジャズの第一線で活躍するプレイヤーと数多く共演しています。また、ウディ・ハーマン、ボブ・ミンツァーなどのビッグバンドでも活躍、ジョン・スコフィールド、マイク・スターン、ジョン・アバークロンビー、スティーブ・カーンなどのアンサンブルでも演奏しています。参加アルバムはグラミー賞ノミネートの常連で、繊細さの中にもグルーヴ感があふれるその演奏は、ジャズ・ミュージシャンたちから絶大な信頼を置かれてきました。
また、教育者としても精力的に活動しており、これまでにニューヨーク大学、ウィリアム・パターソン大学、マンハッタン音楽院などで教鞭をとり、世界中で行っているドラム・クリニックも好評を博しています。
本書は、プレイヤーとしても指導者としても活躍するジョン・ライリーならではの“ジャズドラム教本の決定版”とも言えるCD付のメソッドです。タイム感や拍の感覚、フレージング、ウォーム・アップ、コンピング(伴奏)やソロの練習、ブラシの使い方、音楽ジャンルや曲の速さによる演奏の違い、聴いておくべき推奨レコーディングなどを、多角的かつ論理的に解説しています。
付属CDには、ジョン・ライリー本人のドラムスほか、ts:ボブ・ミンツァー、pf:フィル・マーコウィッツ、ba:ジェームス・ジェナスの有名ミュージシャンの演奏を収録。巻末に掲載されている6曲のリード・シートについては、ドラムを含めた模範演奏に加えて、プレイ・アロング(マイナスワン)が別トラックで収録されています。模範演奏を聴いてドラムサウンドを研究するほか、プレイ・アロング・トラックを使って一流のジャズ・ミュージシャンと共演しながら練習することも可能です。


