本書は、クラシック・ギターのコンサートに必ずといってもよいほど登場する名曲の中から、楽しい小品ばかりを40曲収録した曲集です。曲順は、技術的に、音楽的にやさしいものから並べてあります。
単なるギター曲集と異なり、収録曲1曲ずつに、それぞれ詳細な奏法と解釈を載せ(必要に応じて譜例も)、具体的に解説してあります。
解説は、特に左手運指に重点をおきましたが、いろいろな方法が考えられる箇所については、断定するような表現を避けてあります。さまざまな奏法の中から自分に合った運指を選択できます。右手運指や低音の消音などにも多少触れておきました。この他にも、音色、ダイナミクス(強弱)、音価を尊重して十分に歌えるような表現を心がけました。
本書の特徴でもあるこれらの解説は、ギター教室でのレッスンを受けていない独習者には、日常の練習において、強い味方となります。