メロディにコード(和音)を施すヴォイシングの中でも、すべての構成音がオクターヴ以内に収まり、各音ができるだけ狭い間隔で並んだものをクローズ・ヴォイシングと呼びます。
本書は、そのクローズ・ヴォイシングの上から2番めの音を1オクターヴ下げたドロップ2ヴォイシングに焦点を当てて学ぶ、ギタリストのための教則本です。通常クローズ・ヴォイシングはサウンドが濁りがちですが、ドロップ2ヴォイシングを使うことでハーモニーに広がりが生まれます。またフィンガーボード上で隣接する4本の弦を使っての演奏が容易になります。
本書は、ある程度のジャズ・ハーモニーの知識が必要となりますが、それぞれのスケールやコードに沿った使い方や、演奏の中での取り入れ方など、細かい譜例とともにわかりやすく解説をしています。既刊の「ジャズ・ピアニストのための ドロップ2ヴォイシング・テクニック」と内容が共通するところもありますが、本書ではギタリストが学習しやすいように工夫がされています。
・一般的な5線譜とコード・ダイヤグラムが併記されている
・低音域の音は1オクターヴ高くし、すべてのコードをト音記号で記譜
・譜例内の上加線を減らすために、1オクターヴ低く書かれたものもある
2枚の付属CDには、170を超える譜例のすべての模範演奏が収録されており、コードの響きを耳で確認しながら練習することができます。

