「ラプソディ・イン・ブルー」、「アイ・ガット・リズム」、「パリのアメリカ人」など、ジャズのスタイルをクラシックのオーケストレイションで表現した、アメリカを代表する作曲家、ジョージ・ガーシュウィン。
その作曲分野もジャズ、クラシック、ミュージカル、映画音楽といった幅広いジャンルに渡り、今日でも世界中で演奏されています。
ジャズとゴスペルを絶妙にオーケストレイションした当時のガーシュウィンの技法は、シンフォニック・ジャズと呼ばれ、現在こそ一般的な手法ですが、当時は斬新で前衛的なものでした。
そのガーシュインの代表的なミュージカル曲「ポギーとベス」から「Summertime」「It Ain’t Necessarily」「So, Bess You is My Woman」「Oh Lawd I’m On My Way」の4曲を組曲にした金管五重奏曲です。
原作の舞台は1920年代のアメリカ南部、サウス・キャロライナ州の漁村。乞食Porgyと情婦Bessの愛情に横槍を入れる男達との愛憎劇が繰り広げられるというミュージカル(黒人のみのキャストで当時はフォーク・オペラと呼ばれていた)です。
この金管五重奏アレンジは、Prisma(ウィーン・フィルとウィーン交響楽団のメンバーで構成された金管アンサンブル)によってHEINTZ CZADEKに委嘱されたもので、レコーディングもされています。 またOculus Brass Quintetによる「That’s Brass」というCDにもレコーディングされていて演奏を聞くことができます。
中級者、上級者向け。